とても良い日

朝目覚めてなんとなくいつもと違う感じな時はきっと今日は良い日になると予感がある。

暑さも始まり私的には汗の出る季節は得意じゃないけど、たまに感じる爽やかな風は少し得をした気分にもなる。

地震の影響や自粛ムードでどの仕事も厳しいことはテレビなどで聞いているし、我店も４月は良かったけど５月に入り少し落ち着いている。

でもその数字を悲観したり、不満を言うより、今本当に努力しているかどうかは自分が一番わかっているし、商売は色々な時があるからその時々にあった心で頑張る。

だから商い(あきない)と言う言葉を今感じている。

でも良いものですね、何事も真剣にするって、それが他の人にはそんなに大したことと思われなくても良いんです。

剣道も知らない人から見れば昇段なんてそんなに「むき」にならなくてもと思うかもしれないけど、「むき」なになっているんではなく『真剣に取り組んでいる』だけなんです。

そしてその昇段と言うのは一人ではとうてい出来る物ではなく、周りの仲間の力が本当に必要だから合格した時心から一緒に喜べるのです。

仕事の合間を縫うようにして時間を作り稽古する。

それが本当に我力になっているのか不安に思える時もあるけど、先生や先輩、仲間から『今の稽古の心間違っていない』と言われ励まされ、信頼して努力する。

良いものです。

土曜日四段の審査があり、今一緒に稽古している方が見事合格できました。

大人になってから剣道初めて四段と言う目標に向かって努力して頑張っているし、何度か挑戦もし不合格でしたが腐ることなく、不満も言わずずっと信頼してついてきてくれただけに、合格の連絡を頂いた時は仕事中でしたが涙が出てしばらく店の中にいて、『本当に良かった、おめでとう』と浸っていた。

努力している姿は身近にいればいるほどそれが本物かそうでないかがわかる。

四段合格がゴールでもないけど区切りとして心から皆で喜べる。

そして仲間から夜使えなくなっていた道場が来月１６日から使用できますとの連絡を頂き、『やったーーーー』と思わず声が出た。

節電と言う事もわかっていたけど早く稽古したく、区役所のスポーツ振興課にも問い合わせ色々と話しをしてどうか少しでも早く再開して頂きたいとお願いもしたし、祈りもした。

これは私だけではなく色々の団体からも問い合わせがあったと聞いてそれが今回の再開のきっかけになったと思った。

少しの力でも集まれば何かが変わると言う事かもしれませんね。

本当に良い日だった。

仕事もとっても忙しい土曜日になりやりがいがあって、たくさんいい汗もかいて大満足。

本当に良い日の土曜日に心から感謝しています。

仲間の喜びは我身のことより嬉しいですね。

四段合格ありがとう。