カラーが咲いて良い感じ
日差しがなくても少し蒸し暑さを感じ、そうかと思えばスーッと心の疲れを取るような爽やかな風が通り抜ける。
季節の変わり目は気まぐれな素敵な女性のように振り回されるのも悪くないと以前通っていた歯医者が治療中にそんなことを言っていたことを思い出す。
何十年も前の歯医者の言葉をなぜ今思い出したか、それは歯が少し痛いからだ。
この痛いと言うのはすごく痛ければ歯医者に行くのだが、少し痛いと言うのが心の天秤にかけてしまう。
ひょっとして少しすると一時的でそのうち痛みが治まるのか?
そうではなく段々痛みが増してくるのか?
これはいつも答えは同じなのに一応そのうちに痛みが治まると夢を見るが、やはり歯医者に行って治療となる。
でも天候のせい?とまだ潔が悪い。
まぁ、歯医者はそのうちに行くとして、こんな気まぐれな気候は意外と草花には良いのかもしれない。
時に夏みたいに暖かくなったり、そうかと思えば雨も降る。
以前、カラーの花を譲ってもらったので庭に植えてみた。
最初は元気にしていたけど少し時が経つと枯れてしまった。
花だからしょうがないとは感じていたが、もう終わりかとも感じていた。
そして冬が過ぎ春になってその場所から芽が出て来た。
まさか、あのカラー?
そう、花は枯れてしまったけどしっかり根付いていてくれていた。
枯れてしまった時はもう咲かないだろうなと思っていただけに、春先の芽が出た時は毎日無事に大きくと見て仕事に行った。
そして今朝気がつくと白い花が咲き始めている。
なんとも感動的で嬉しくなった。
思いや願いや祈りはそれが本心で本気なら必ずかなうと言う言葉を聞いたことがある。
我家のカラーにも通じたのかもしれない。
さだまさしさんの話の中に、子供の頃、母親の喜ぶ顔が見たくて河原で野薔薇を見つけ弟と二人で根元から取って家の小さな庭に植えたら、とても母親は喜んでくれた。
その頃から大人になってからも母親に対しての感謝や愛情は変わりなく、そしてたくさんの時が過ぎた。
その一輪だった薔薇が子供を作り、孫を作りと毎年増えて、庭いっぱいの薔薇園になった。
子供の時の親への愛情が大人になってからも変わらなかったから、その薔薇も大きく成長したんだと思った。
調子の良いことやその場しのぎなら誰でも言える。
本当に困った時、力がなくなった時、その周りの人の心が本物かどうか分かる。
母親も回復はしているもののなかなか元には戻らない。
日常生活には支障がないくらいまでは戻ったが、仕事はまだ先というか難しいかもしれない。
私は自分の母親だし毎日一緒にいるから、時に言葉もきつくなるけど誰よりも心配しているし、色々な事もしてあげたい。
近くにいると母親の行動も見えてしまい注意も増えるけど、たくさん一緒に笑えることもある。
今日は宝くじが当たったと喜び笑顔、床屋で髪を染めたといって綺麗になったでしょうと笑顔、私の買ってきた鶏の焼いたやつを食べて美味しいねと笑顔。
今日は穏やかでたくさんの笑顔が見れた。
母親も庭のカラーのようにまた元気な白い花が咲けば幸せだろうな。
ご近所の庭にサクランボがなっているんです。
渋谷にあるサクランボが素晴らしい
見事なくらいたくさんなっているんです。
2011-05-18 21:10
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