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久しぶりの剣道

今年はほとんど剣道をしていない

剣道は好きだけど、稽古はあまり好きではない私でさえ

稽古したいなって思う・・・・

先週やっと再開した

その日は朝からなんか嬉しい

以前は真逆

稽古か、疲れるな、お酒も早く飲めないか・・・

そんなことが頭をよぎったけど

先週は違った

剣道具、竹刀などしっかり点検しながら

今日は体が動くかな?

みじめな姿になっていないかな?

自分も含め相手に対してけがや迷惑を掛けないかな?

少し早めに道場に入る

掃除をしていると息子や弟子のことを思い出す

私たちの道場は一番早く来た人が掃除をする。

歳が上だとか、段や地位など関係ない

館長でさえ早く来たときは掃除をしている

これは道場ではみな平等ということなのです

30年以上このスタイルを変えていない

だから私の息子や弟子たちには掃除のやり方を教えたり、一緒にしてきた

一番いいのはそんなときに話すこと

剣道の話、生活の話、ちょっとした悩みや夢など

掃除という作業は何よりも大切という気持ちが一緒の心に慣れる

私は剣道がいくら良いセンスがあったとしても掃除や礼法を怠る人は尊敬ではないと思っている

完璧な人はいない、失敗したり、間違えたり、相手に嫌な思いをさせることもあると思います

でもね、掃除を心を込めてすると巡り巡って少しはお詫びになるのではと思っているのです。

掃除って突き詰めていくと奇麗にする、ゴミを捨てるとかだけではなく、本当に大切なものを見つけられると思うのです。

稽古時間がきた

久しぶりの仲間の顔が何よりも嬉しい

こんな状況の中で稽古に来てくれた

嬉しい~~~~

みんな生き生きしている

すごい面を打たれた!

自分が打つことより、すごくいい技を打たれると最高に嬉しい。

変な言い方だけど

相手に打たせたんじゃなく、本気で打たれた時、嘘がそこにない

成長したねとかの喜びとかでもない、もちろん悔しいとかでもない、

相手がそこまで努力をしたこと、私もうかうかせずにその上をという気持ちになれる。

いつも打ってばかりもつまらない、そうかといって打たせては相手の成長の妨げに、努力を低下させてしまうかもしれない。

師匠として上の段位として私はそれはダメだと思っている。

いつも真剣、いつも同じ、正しい道筋は作ってあげたいけど、線路を引いてしまうような思い上がり的な心は私は好きではなく、みんなと努力したいねって感じ。

でもね、越えられたくないこともある

それは掃除

私が剣道の神様と会話できる時間かもしれない

掃除を済ませ、快く道場の鏡に我が身を移すと

白髪いっぱいだけど

良い感じじゃない?

衰えてはいないな!

仲間っていいなって・・・

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