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弟子の結婚式

明日教え子結婚式に行きます。

幼稚園の子がお母さんの足元に隠れながら私を見てた。

その当時なら、彼から写る私はゴジラなみに大きかったんだと思う。

私の稽古はすごく厳しくお兄ちゃん達の小学生、中学生が壁に叩きつけられ、床にころんでいた。

(今はそんなことはしていませんよ)

でも、そんな子たちが好きだった。

もちろん素手でたたいた事はなかったが、それ以上怖かったと思います。

それだけ良い物を持っていた子供たちが揃っていましたね。

もちろん結果もありました。

渋谷区大会は5回連続優勝

私はこの子たちなら東京都で優勝できると思っていたし、全国でも通用すると思っていました。

勝ち続けると言う事は時にダメですね、執念をしなくなりますね。

子供たちはいつも稽古は一生懸命だし、私に対しても素直で厳しい稽古にも休まず取り組んできた。

でも、渋谷区なら8割の力でも優勝できるようになると負けると言う危機感がなくなつた。

子供たちには試合が大切だと感じています。

剣道の試合で負ける事は恥ずかしい事ではないし、情けない事でもない。

その負けをしっかり受け止めて、次の試合、同じ相手には絶対に負けないという執念を持ち、次の日から稽古を努力出来るか、が何よりも大切な事だと思います。

負ける事の大切さ

試合に負けて涙を流す子を見ていると

それ本心?

その場で怒られたくないから涙?

本当に負けて悔しい?

私がなぜ疑う様なことを言うのか?

だって次の稽古の時もう悔しさなんて忘れて、ふざけてる。

本当に悔しかったら、稽古前に一人で何回も素振りしたり、はしったりしてるはず。

でも、時間ギリギリに稽古場に来て、ゆっくり着替える。
なんか注意されたら「学校で遅くて・・・」と言い訳する。

はい、わかりました。

それなら学校遅くなったなら走ってここまで来たか?

ゆっくり歩いてました。

剣道具など早く着けようと努力した?

全くしない。

あああ、これ

昔の子供の頃の私です。

でも私はおかげさまで厳しい先生に巡り合い、逃げ切れませんでした。

高校で厳しく、大学で自分、社会人になって仲間、今は剣道して本当に良かったと思っています。

そのおかげで今は剣道が少しは恥ずかしくないほどになりました。

横道でした。 すみません

今まで見ていると、上をという子は負けても涙をこらえています。

彼はそんな子供でした。

人間は生まれた時から全てできるわけじゃありません。

その都度、助けられ、身守られ、そして負けや、挫折の繰り返し、楽しい、嬉しい、喜びはもちろんあるけど、それは一瞬。

でもその一瞬

剣道なら試合は三分か五分

審査なら一分

そのために何万時間の稽古を重ねる。

だから子供はセンスより、元気でやる気な子が将来大きくなれる

こんな私にも剣道の弟子が何人かいます。

全て私より立派です。

幼稚園の時にお母さんの足元に隠れていた子が、渋谷、東京都、関東、全国と上がってきた。

公務員となりまた一段とレベルアップの試合でも活躍してる。

明日結婚式

私は涙をこらえられる自信が無い
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