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太陽の香り

今日はとても良い天気だから少し早起きをして布団を干した

朝の風は少し肌寒いが心地が良い

そんなことを感じられることは体調が良い証かもしれない

二日酔いや精神的にもよくない時は朝がもやっとしている

「今日も頑張るぞ!」と思える朝は幸せだ

窓を全開にするとベランダというほど立派ではないが程よい干し場が二階にある

我家は奥まった場所にあるけど窓の位置がとても良く

陽射しや風の通りが良い

昔私は一階で寝ていた。

時々その布団を二階まで運んで女房が干してくれていた

敷布団、掛け布団、枕となればかなりな重さになり

狭くて急な階段は女性の力では一苦労だと思う

天気の良い日は良く干してくれた

私が女房だったら

「今日布団干してあげたよ」と少し恩着せががましく言っただろう

でも女房は何も言わない

そして夜を迎え布団を敷き潜り込むと・・・・

良い香りだ。

太陽の香りだ。

心地よいプレゼントをもらったみたいだ

「布団ありがとう」

感謝の言葉は短いけど心を込めて

女房は

「・・・・・」

言葉は返さない笑顔があった

私と違い、女房は口数が少なかった。

じわっ~~~~

なんともいえない幸せの香り

天気が良い日、今は自分で布団を干し陽射しの暖かさに感謝してる

そしてその布団に入るとき

「太陽の香り」を感じて

女房を思い出す

何年経ってもその香りは忘れない

思い出の物はもしかしたら無くなることもあるかもしれないが

私が生きている間には太陽はなくならない

生涯なくならないこの思い出が私の宝のひとつとなっている

布団に潜り込む

「ありがとう」

この思い、柔らかい風に乗って女房に・・・

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