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どっちが好きかって?

お正月に親戚が集まると一人位酔っ払ったおじさんが子供を困らせる。

そんな光景を昭和の時代にはたくさん見てきた。

今は親戚があまり集まるということはなくなったし、まして妙な酔っ払いのおじさんもいなくなったと思う。

そんなおじさんは低学年の小学生が一番好きだ。

ある時こんな話を聞いた。

おじさんは親戚が集まる中、子供に向かって『お父さんとお母さんのどっちが好き?』と両親がいる所で聞く。
だいたいの子は両方とも好き!と答えるけど、おじさんは酔っ払っているからそんなことでは納得しない。

しつこく『でも本当はどっち?』と食い下がる。

おじさんはそんな答えはどうでもよくて、その子が少し困っている姿が楽しいのだ。

子供ながら両親には気を使っているから決めかねている。
これが良い子どもなんですよね。

でも最近そんな時はこんな風に答えると良いと聞いた。

もし親の前でどっちが好きと聞かれたら、『夫婦は二人で一つなんだよね、おじさんはおまんじゅうを知っているよね、そのおまんじゅうを二つに割って、どっちが美味しいと聞いているのと同じなんだよね、おまんじゅうは味は一緒でしょ、もし割った二つを見てどっちが大きい?と聞くならわかるけど、二人で作り上げた両親を割ってどっちが美味しいと聞かれても同じとしか答えられないよね。』なんともあとが言えない返しだ。

たぶんこれを低学年の子供に親戚の前で言われたおじさんは二度とその子にはお年玉はくれないと思うけどね。

でもこの言い回しも使う場所を間違えるとかえって逆効果。

例えば浮気がばれて本命から『あの人と私とどっちが好きなの?』言われて『おまんじゅうを知っているよね、愛情というおまんじゅうは一つなんだよ、だからどっちが美味しいと言われても同じなんだよね』と答えたら振られるだけで済めばいいけど、命が危ない。

まぁ、言葉は使い方次第で笑顔にもなるし、地雷にもなるね。

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